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夜型のメリットとデメリット。夜型人間は無理に朝型に直さなくていい。

ライフスタイル

夜型生活を推奨するわけではありません!

先に言っておきます。
夜型生活をおすすめする記事ではありません。

何かと朝型生活が美化される今の時代、夜型さんは生き難さを感じているのではないでしょうか?

なかなか夜更しグセが治らないって方や、仕事が夜勤で仕方なく夜型生活を送っている方の中には、夜型に対する不安を抱いていたり、無理に朝型に治そうとして苦労されてる方も多いと思います。

そんな方に向けて、
夜型も悪いことばかりじゃないんですよ!
人によっては夜型の方が向いてる方もいるんですよ!
無理に朝型に直そうとするのは危険な場合もありますよ!

ってことを言いたいんです。

夜型生活10年以上の経験と、知り得てきた情報から、夜型ならではのメリット、そして注意が必要なデメリットをそれぞれお伝えしようと思います。

大切なのは、自分に合ったライフスタイルを理解し、自分に合った環境に身を置くこと。

簡単なことではないかもしれませんが…
夜型の性質を受け入れることで、自分らしい生き方を実践するうえでの手掛かりが見えてきます。

それでは、どうぞ。

朝型と夜型の違い・特徴

朝型人間と夜型人間の違いを簡単に説明すると、

朝型・早寝早起きが習慣化されていて、朝から活発に行動できる。
夜型・朝起きるのが苦手。夜の方が作業に集中できる。

といった違いがあります。
では、なぜこの2タイプに分かれるのでしょうか?

朝型さんはシッカリ者で、夜型さんは怠け者なんてイメージを持たれがちですが、実は環境や得意不得意だけではないんです…

遺伝子の関係

「Nature Communications」という科学誌が2019年に出した発表では、人それぞれに持つ遺伝子によって朝型か夜型かが決まるそうです。

簡単に説明すると…
人には「体内時計」があることは以前から言われてますが、その体内時計のサイクルを操作する351種類の時計遺伝子が存在し、これの活性度に個人差があることで朝型か夜型かが決まるそうです。
これをクロノタイプ(概日リズム)と言います。

このクロノタイプは人それぞれの遺伝で決まっているわけですから、生まれつきの朝型さん、夜型さんが存在することになります。
これは、身長や血液型が人それぞれなのと同様です。
遺伝と言っても、親からの遺伝が影響しているかはまだ不明らしいのですが…

要するに、気力や努力ではどうにもならないとも言えるわけです…!

また、この体内時計の個人差というのは、24時間という1日の長さとも相違があるそうで、ピッタリの方もいれば、数十分前後している方もいるそうです。
つまり、24時間ピッタリの方は規則正しい生活に向いてますが、ズレがある方は、1日毎に数十分づつズレていくわけです。

時期によって、決まった時間に起きやすい期間と起きにくい期間があるなって方、いませんか?
それには、こういった体内時計の個人差が関係している場合もあるんですね。

単純に、「朝型」「夜型」の2タイプだけではなく、適した生活リズムは人それぞれであるといえます。

夜型のメリット

不規則、不健康なんてイメージを持たれる夜型ですが、悪いことばかりではありません。
夜型生活をしていて感じたメリットをお話します。

社交性が増す

飲み会やパーティー等の社交の場に参加しやすくなります。
こういった集まりは夜に開かれる事が殆どなので、翌日を考慮して誘いを断ったり、早く切り上げて帰ってしまう朝型の人と比べ、圧倒的に有利と言えます。

それだけではありません。
夜に絶好調になる夜型さんは、この社交の場での立ち回りも上手くこなせます。
積極的に会話に参加していけるので、異業種との繋がり等、交友関係を広げるチャンスにも恵まれます。

さらに!
2次会、3次会に出席することも可能なので、残った人達とより深い関係を築く事もできるんです。
深い関係を築けると、踏み込んだ情報収集ができたり、仕事面でも大きなチャンスに繋がる場合もあるので、これは夜型人間の大きなメリットと言えます。

事実、僕はこれのお陰で今があります。
僕の場合は仕事の関係で夜型生活を送っていますが、夜型生活になってから人脈の幅が広がり、結果的に仕事に繋がったり、多くの情報や経験を積むことができました。

クリエイティブな作業が捗る

夜の時間は創造性が上がると言われています。
作曲、デザイン、脚本、執筆…こういった仕事をされている方は夜型が多いとも聞きます。
”夜中のテンション”なんて言葉もありますが、深夜の時間は、型に囚われない一風変わったアイディアを思いつくハイな状態になれることが多いです。

勿論、クリエイティブ以外でも、深夜のほうが作業が捗るという人は沢山います。
何故かというと、深夜は集中出来る条件が揃っているからです。

昼間ほど騒音等に気を取られることが無ければ、昼間ほど連絡が来ることも無いので、集中するには良い条件が揃います。

それに加え、徹夜作業への耐性もできるので、締め切り間近の追い込みにも、眠気に邪魔されず集中できます。

混雑を回避できる

特に都会に住んでいる方に有益なのですが、人が密集する時間帯の行動を避けることができます。

例えば満員電車。
世の中の通勤ラッシュ、帰宅ラッシュの時間帯に真逆の行動をとるので、電車に乗る時はいつも空いています。
皆が都市に向かう時間に都市から帰る電車に乗り、皆が都市から帰る時間に都市に向かう電車に乗るので、いつも反対側のホームは混んでて大変そうだな…って思いながら見ています。

それと、外食する時。
開いてる店が少ないという制限はありますが、ご飯時の混雑する時間を避けられるので、空いている事が多いです。

夜型のデメリット

夜型だって規則正しく生活にないと、健康面にリスクが出てきます。
ですが、規則正しくが難しいのも夜型ならではなんです…

不規則な生活になる

夜型生活でも就寝、起床の時間を決めて守れていればいいのですが、やはり不規則になりがち。
それが原因で免疫力の低下自律神経の乱れを招くことになり、体調不良を起こしやすくなってしまいます。

また、食事の時間がバラバラになりがちなのと、ご飯屋さんが少ない&食材の調達も難しいことで、食事そのものも栄養バランスが悪くなりがち。
この食事が不規則になると、基礎代謝を下げることに繋がりますので、肥満や肌荒れのリスクが上がります。

これら睡眠時間や食事の乱れは、健康面で悪い影響があると科学的にも言われていますので、その状況に陥りやすい夜型さんにとっての注意点と言えます。

夜型なりの規則正しい生活が大切です。

昼間の予定が作り難い

回りの人が夜型ばかりとは限りません。
世の中の基本は朝型です。

なので、いくら自分が夜型と言えど、遊びや仕事で昼に予定を組むことは避けられません。

週に数日、または月に数日、朝型行動をする日ができてしまいます。
その都度、前日から就寝時間を調整したり、はたまた徹夜で朝から活動したりと、朝型の人より苦労することになります。

そして、その度に生活リズムが乱れます…

昼間の連絡に対応できない

例えば取引先など、仕事の連絡は昼間に来ることが殆ど。
仕事関係のやり取りはレスポンスの速さも重要です。
友人からの連絡ならまだしも、仕事関係の連絡に遅れてしまうのは大きなデメリットと言えます。

時には、起きてから折り返しの電話を入れると、今度は相手が勤務時間外で繋がらない…
こういったすれ違いが生じ、仕事がなかなか進まないなんて状況に陥ることも。

これに対応しようとすると、寝ている昼間に連絡が来る度、その都度起きて対応することになりますので…先述した不規則な睡眠の話に繋がってしまいます。

無理にでも朝型に切り替えるべきか

先述しましたが、朝型か夜型かは遺伝子によって決まっています。
しかし、世の中の基本は朝型。

この朝型の社会に対応しようとすると、夜型さんは無理してでも朝型生活をおくらなければなりません。

この無理をすることが良くないと僕は思います。

例えば、仕事に遅れないようにと無理して朝早く起きることで、睡眠不足に陥ります。
その睡眠不足が原因で頭が働かず、仕事でミスをしてしまうようでは本末転倒ですよね。
それならまだしも、車の運転をされる方は非常に危険です。

また、夜型の人が無理に朝早起きを続けると、うつ病になったり、健康面で問題が生じる場合もあるそうです。

時には無理をしなきゃいけない場面はあるものですが、その無理を続けるのは絶対に良くないです。

僕が考える理想は、自分に合った環境に身を置くことだと思います。
特に仕事。
勤務時間が自分のリズムに合っている、又は時間を選べる仕事に就くことが、健康面でも、効率面でも最良ですし、何より能力を遺憾なく発揮できます。

無理に切り替えるくらいなら、自分に合った環境に身を置く方がよっぽどメリットが多いです。

ですが、そういった職場は少ないのも事実です…

朝型への切り替え方法

無理やりではなく少しの工夫で、夜型さんでも朝型に近づけられる方法をお話します。

○いつもより少し早く寝て、少し早く起きる
○午前中に陽の光を浴びる
○起きたらすぐスマホでニュース等を見る
○起きたらすぐうがい&水分補給(冷たいものは☓)

僕は仕事の関係で長年夜型生活ですが、365日夜型なわけではありません。
仕事内容によって時には数日間、朝型生活をしなくてはならない状況になることもあるのですが、その際に実行している切り替え方法です。

大切なのは、いきなりではなく徐々に慣らすこと。
これを続けていると2~3週間で習慣化され、あまり苦では無くなります。

とはいえ、切り替えの為に2~3週間も時間作るのは難しいと思いますので、可能であれば朝型生活が始まる前日だけでも調整日にして、朝型生活を送りながら慣らしていくのが良いと思います。
習慣化されれば、これを意識していれば朝型生活を続けていけますし、夜型に戻す場合は、夜型さんならすぐ戻せます。

とにかく、言いたいことは無理はだめってことです。

まとめ

当たり前の様に思われている、”朝早起きするのは健康的で人生を豊かにする!”

といった考えは、全ての人に当てはまるわけではない。ということです!

勿論、朝型生活にも素晴らしいメリットは多々ありますが、夜型が自分に合っていると思う方は、無理に朝型に切り替えるべきではありません。

夜型なりに規則正しく!これを守れれば、夜型生活にも素晴らしいメリットがあります。

自分の性質を理解し、自分らしい生き方を見つけましょう。

朝型か夜型かだけの話でも、遺伝的な要因で人それぞれに性質が異なり、気力や努力ではどうにもならない問題なんです。
それにも関わらず、これを個人の問題とし、無理を強いてしまうのは、規則や制度の縛りだらけの社会の在り方が原因だと僕は思います。

個々の性質を活かすためにも、もっと個々に寄り添い、偏った認識のない社会になればいいのになと思います。

お付き合いいただき、ありがとうございました。

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