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ジャパンヴィンテージのギターやベースという選択肢はいかがですか?

音楽

 

”古き良き”という言葉をよく耳にしますが、

この様な言葉が使われるには訳があります。

過去を超えられないとかではなく、あの頃だったからこその良さ。
そして、それが現代でも輝いている奇跡。

そして日本にも、時代を超えて評価される楽器があります。

今回はそんな日本の楽器制作の歴史を紡ぐ、ジャパンヴィンテージについて話そうと思います!

良質な素材を惜しみなく使い、丁寧な作り。なのにお手頃。

あまり予算は掛けられないけど、良い楽器が欲しい…ってお考えの方にも、選択肢の一つに成り得るはずです!

おすすめポイントだけでなく、購入の際の注意点も踏まえお話します。

ヴィンテージとは

ヴィンテージとは「古くて価値がある物

現在では希少な木材を使用している上に、PU等のパーツと共に経年変化することで、新品の楽器では出せない音を出せるのが魅力。
だそうです。

エレキギター・ベースの世界では主にGIBSONFENDERの楽器が多いです。

個人的には、レリック加工とは違う本物の使用感や風格も非常に魅力的です。
傷とか塗装剥がれとか大好物。

楽器屋でショーケースに展示されてるのなんかは、ただならぬオーラを放ってる物とかありますもんね!
値段もただならぬが。

ジャパンヴィンテージ

そして本題のジャパンヴィンテージですが、名前の通り数十年前に日本のメーカーが作った楽器を指します。

ヴィンテージの定義は曖昧なのですが、日本の物となると大体80年代前後より以前に作られたものを指し、その多くはGIBSONFENDERのコピーモデルです。

古いコピーモデルって…と侮ることなかれ、本家から裁判起こされる程のクオリティーを誇り(ロゴまで本家そっくりだったことも…)、当時の日本のギター製造力は高く評価され、人気を博しました。

これには、本家がコスト削減等を理由に質を落としてしまったこと、そしてそのタイミングで、日本のメーカーが培ってきた製造技術と最新機器の使用により、質の高いコピー楽器製造を行ったというのもあるそうです。

本家を脅かす程の、ガチのコピー。
本家そっくりの音と見た目で、値段も安いんじゃそりゃ売れますわ。

その後、日本のメーカーもロゴを変えたり、コストの安い海外生産を増やしたりで評価を下げてしまうのですが…
裏を返せば、本家そっくりなロゴを持つ個体は当たり個体である可能性が高いという事です。

どの世界もコストと生産性と品質の両立って難しいんですね…!

主なメーカー

主なメーカーと言えばGrecoYAMAHATokaiFERNANDESAria等。

見た目はまんま本家のレスポールやストラトといった王道モデルから、独自のデザインを施したものまであります。

そして、それらのメーカーの楽器をOEM(他社の製品を委託製造)している会社のフジゲン寺田楽器等の存在や、裁判の後に本家と手を組み生まれたFender Japanも、ジャパンヴィンテージを語る上では欠かせません。

【FUJIGENはいいぞ】ネオクラシックベースの評価とおすすめポイント。
国産楽器メーカー「フジゲン」の魅力と語りつつ、ネオクラシックシリーズのベースをライブでメイン使用してきた経験からレビューします。初心者や中級者はもちろん、普遍的なジャズベを一本持っておきたいって方にもおすすめです。

コスパ最高!?メリットとデメリット

ヴィンテージって言うくらいだから、いくら当時は安くたって今はプレミア価格付いてるんじゃ…って思いますよね?

それが今でも安いんです。
でも安いには理由があるのもまた事実。

メリット・良質な木材&作りが良いのにお手頃

だいたいは10万円前後で買える物が多いです。

このコスパも大きな魅力の一つで、今では考えられない採算度外視っぷり。

海外製造になる前の、国内生産モデルが正にそれですね。

当時は良質な木材が豊富で、今で言う高級機に使われるような木材が、レギュラーラインの楽器でも使われてるわけです。

なのでコスパ重視で良い楽器をお探しでしたら、ジャパンヴィンテージという選択は大いに有りなんじゃないかなと僕は思います。

正直、ヴィンテージと言っても本家のそれと比べると、枯れたと表現される音の深みやレンジ感なんかは違う気がします。
日本製のコピーモデルと言うことで、本家程の所有欲も満たせません。

それでも、とても良い中古楽器であるのは間違いないです。

デメリット・個体差が大きい

ここまで褒めてきましたが、良い所ばかりではありません。
問題なのが、当たり前ですが中古品で古いものになるので、状態の良い個体と出会えるか、というところです。

ジャパンヴィンテージなら全部良い楽器とは言えません。

ジャンク品一歩手前のような物も結構あります。

僕の見解になりますが、単純に年数の問題なのか、もともと柔らかめの木材が使われているのか…ネックに難有りな個体が、海外メーカーの中古品と比べても多いように感じます。

トラスロッドが回り切ってればどうしようもありませんし、パーツにガタがきてたら修理や交換で出費がかさみます。
逆をかえせば、ジャパンヴィンテージでネックに問題無ければ、それは頑丈なネックというお墨付きを得ていることになりますが。

なので購入の際は、試奏だけでなくトラスロッドの状態も必ず確認することをおすすめします。

まとめ、そして購入してみた

いかがだったでしょうか?
ジャパンヴィンテージ、なかなかロマンがある楽器だと思いませんか?

古き良き楽器の音を味わってみたいって場合はもちろんですが、
手頃で質の良い楽器をお探しの方にも、ぜひお試しいただけたらと思います。

さて、そんなジャパンヴィンテージですが、情報と持論ばかり述べてても仕方がないので。

手に入れてみましたジャパンヴィンテージ。

FERNANDESの石ロゴ期のプレベ。

こちらのレビュー記事も近々投稿してみます。

お付き合いいただき、ありがとうございました。

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