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ATEM Mini Pro ISOのレビュー。大人気スイッチャーの比較とおすすめポイント

配信、映像機材

Blackmagic Design(ブラックマジックデザイン)の大人気ビデオスイッチャー、

ATEM Mini Pro ISO

について書いていきます。

これを使えば、テレビ局のようなスイッチングが簡単に行えます。
ってのがビデオスイッチャーなのですが、この製品はその枠を超えています。

僕は主にライブ配信のオペレーター業務で使用していますが、映像制作やリモート会議等にも使えるので、これからの時代に1台持っておいて損はありません。

高性能でコスパも良い。
この価格でこれだけ出来るのは驚異的。
それに初心者でも扱える操作性…最高じゃないですか?

そんなATEM Mini Pro ISOを、同シリーズの

ATEM Mini
ATEM Mini Pro

の兄弟機と比較しながらレビューしたいと思います。

それではどうぞ。

Blackmagic Designとは

Blackmagic Designはオーストラリアにある映像機器メーカーです。

主にカメラやスイッチャー等の製品を主力に、オーディオコンソールやソフトウェア等も展開しています。

多機能で高性能なハイエンドモデルから、用途や規模に合わせて最適なグレードを選べる商品展開が魅力で、他メーカーと比べると比較的リーズナブル。

そして見た目もオシャレです。

ATEM Mini シリーズ

Blackmagic Designの数あるスイッチャーの中でも、リーズナブル、簡単操作で大人気のATEM Miniシリーズ。
本当に大人気で、去年は驚くほど品薄でした…

シリーズ的には三段階ありまして、

・ATEM Mini
・ATEM Mini Pro
・ATEM Mini Pro ISO

と、なっております。

今回レビューするのは、この中では最高グレードのATEM Mini Pro ISOですが、
ATEM Mini、ATEM Mini Proにも共通部分が多いので、購入を検討されている方はご自身の用途次第で必要な機能を考慮し、ご検討いただくことをおすすめします。

ATEM Mini シリーズの特徴と違い

ざっくりと、このシリーズの特徴とおすすめポイントを説明します。

Mini、Mini Pro、Mini pro ISO共通

○4系統のHDMI入力
映像入力ソースを最大4系統を入力、スイッチ操作が出来ます。

○HDMI入力フォーマットを自動変換
入力された映像ソースを、ATEM Miniで設定したフォーマット(1080p、1080i、720p)に自動変換。

○ビデオキャプチャーカード
別途、ビデオキャプチャーカードを用意しなくてもパソコンへHDMIorUSBによるウェブカム出力(ウェブカメラ化)することが出来る。

○オーディオ入力
2系統のオーディオ入力を搭載していて、マイクや音源ソースを接続可能。
また、オーディオレベルの調整も可能。HDMIとオーディオはそれぞれ独立しているので、ミックスも可能。Fairlightオーディオミキサーを内蔵し、EQ、コンプレッサー、PAN操作等、様々なオーディオ操作が可能。

Mini Pro、Mini Pro ISO共通

○マルチビュー
HDMIで入力された4つの映像をそれぞれ個別にモニタリング可能。

○ライブ配信用エンコーダー内蔵
イーサネットを仕様し、ATEM単体でライブ配信が可能。
PCの負担を軽減出来ます。

○USBで収録可能
ミックスされた映像をUSBメモリー等に収録可能。

Mini Pro ISOのみ

○HDMIから入力された映像を個別保存
最大4つのHDMI入力映像を個別保存が可能。
クリーンフィードとして編集も可能に。

結構ざっくりですが、機種毎の性能差はこんな感じです。
上記を踏まえ、それぞれがどんな用途に向いてるか考えてみると…

モデル別、おすすめの用途

ATEM Miniがおすすめの人

○リモート会議や、自撮りとPC画面を切り替えながらのライブ配信。

例えばパワーポイントや、Excel等の資料を使ったリモート会議やライブ配信をする場合、HDMI入力に自分を狙ったカメラと資料表示用PCを繋ぎ、ATEM Miniで切り替えながら配信を行うことが出来ます。
こういった用途ならマルチビューは無くても問題無いと思うので、ATEM Miniでも充分かと。

自分で操作しながら自身の配信をする方向けですね。

ATEM Mini Proがおすすめの人

○複数カメラでのライブ配信

やはりマルチビューを活かしたライブ配信をするなら、ATEM Mini Pro以上のものを選んだ方が良いと思います。
各カメラからの映像を確認しながらスイッチングを行う機能は、オペレーターとしては必須機能なんじゃないかと。
また、配信用エンコーダーが内蔵しているので、PCを介さないという選択肢も増えます。

オペレーターとして配信操作をする方におすすめです。

ATEM Mini Pro ISOがおすすめの人

○複数台カメラでの配信&映像編集

ATEM Mini Proと同じく複数カメラによるライブ配信に加え、それぞれのカメラの映像を後に編集してYou Tubeに挙げたり作品化する事も想定するならこの機種です。
実際に配信オペレーターをしていると、クライアントから”録画データをください”ってオーダーをいただくこともありますので、配信映像に加え、マルチカメラの収録映像を用意できるのは大きなメリットになると思います。

配信だけでなく、各カメラの録画や編集も行いたい方におすすめです。

最新 ATEM Mini ExtremeとATEM Mini Extreme ISO

ATEM Miniシリーズの最新作が発表されました。
ATEM Mini Pro ISO迄のモデルとの違いは、
8系統のHDMI入力を装備し、USB経由で携帯電話テザリング、モバイルリモート配信が出来るそうです。
更にUSB端子も2口に増えています。
ISO版では8系統のHDMI入力と出力画面の系9系統の録画が可能です。
ATEM Mini Pro ISOとの価格差もそこまで大きくないので、より規模の大きい配信で4系統以上の入力ソース等が必要な場合や、より使い勝手の良さを求める場合はこちらの検討もおすすめします。

正直、この価格でこの機能は驚異的です。
そして新作発売のペースも驚異的です…!(ATEM Mini Pro ISOの発売からまだ1年未満…)

外観と仕様

横・237.5mm、縦・103.5mm、高さ・35mm、重量・550g
この機能にして充分軽量コンパクトです。

こちらはHDMI入力の切り替えやオーディオコンソール群。

こちらはカットを切り替える際のモード設定やピクチャーインピクチャー、配信や録画操作を行うエリア。

背面はこうです。各機器との接続はすべてこちらで。
左から電源→LANケーブル→USB出力→HDMIアウト→HDMI入力×4→オーディオ入力×2となっています。
電源スイッチは無いため、ON&OFFは電源の抜き差しで行います。

シンプルで簡単な操作性

一見、ディスプレイやツマミ等も無くボタンだけの出で立ちなので、操作が難しそうと思うかもしれませんが、そんなことはございません。
これによって狙った演出をボタン操作で即座に反映できますし、難しい設定も無いのですぐ操作に慣れることができます。

初めてのスイッチャーにおすすめしたい程の簡単操作です。

まとめ

ATEM Mini、ATEM Mini Proと比較しながらATEM Mini Pro ISOのレビューをしてきましたが、いかがでしたか?

便利な機能が詰まっていて、ライブ配信や映像制作の強い味方になること間違いなしです。
また、操作も簡単なので初心者の方にもおすすめ出来ます。

You Tube等でライブ配信したいって方や、リモート会議やプレゼンをスマートに行いたい方、バンドで気軽なライブ配信したいって方等には丁度いいシリーズだと思いますので、検討してみてはいかがでしょうか?

お付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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